◎予洗い90秒。

今回のお客様は、予洗い90秒に感動された方々でございます。
「スッキリ洗えている!」
「髪がまとまるようになった!」
「ボリュームが出てきたわ!」
などのお声をいただいております。
「予洗い90秒」を行うことで
朝のお手入れが楽で一日キレイになるのです。
肌も髪も健康になるのです。
なぜ?
予洗い90秒?
いったい何のこと?
私たちが提案する「予洗い90秒」の流れを説明させていただきます。
1.入浴前に全体をブラッシングいたします。
※ブラッシングについては次回詳しく説明いたします。
2.お風呂場に入り、シャワーをやさしく手に取ります。
3.お湯の温度38度を保ちながら
4.頭部生え際を中心に90秒かけてしっかり洗い流します。
これが私たちが提案する「予洗い90秒」でございます。
「予洗い90秒」を行うことによって
⚫︎頭皮や髪にお湯がしっかり浸透する。
⚫︎お湯だけで80%の汚れが落ちる。
⚫︎シャンプーの泡立ちが明らかに良くなる。
⚫︎シャンプー剤の能力がアップする。
⚫︎毛穴汚れが落ちやすくなる。
⚫︎根元汚れが落ちるのでふんわり髪が立ち上がる。
⚫︎頭皮マッサージができるので血行促進。
⚫︎育毛効果が期待できる。
⚫︎結果的に朝のお手入れが楽になっていつもよりキレイになる。
つまりは、
「予洗い90秒」を行うことで
朝のお手入れが楽で一日キレイになるのです。
肌も髪も健康になるのです。
意外な事実として
⚫︎髪は簡単には濡れません。
⚫︎生え際はスゴく汚れていてスゴく洗いにくいです。
⚫︎美容室でキレイに仕上がるのは予洗いがしっかりしているからです。
髪に栄養をあたえるものや
髪型を格好良くするものはいろいろございます。
⚫︎シャンプー
⚫︎ヘアトリートメント
⚫︎洗い流さないトリートメント
⚫︎ヘアオイル
⚫︎育毛剤
⚫︎ヘアワックス
⚫︎ヘアスプレー
⚫︎ヘアジェル
⚫︎ドライヤー
⚫︎ヘアアイロン
⚫︎その他いろいろ・・・。
いろいろございますが
これらのモノが逆効果を起こすことがしばしばございます。
ところが
「予洗い90秒」かけてすることで
これらのモノが本来の能力を発揮するのであります。
ということは
「予洗い90秒」を行うことで
朝のお手入れが楽で一日キレイになるのです。
肌も髪も健康になるのです。
何かを付ける前に、何かを取り除くことが重要です。
当たり前すぎて見落としがちですが
ダマサレタ!と思って一度試してみてください。
絶対に実感できますから。
あっ!
やり方がございますので
ご来店の際、厳しくご指導させていただきます。

◉ヘアケアでデザインする。

今回のお客さまは、映画「野生のなまはげ」に御出演のなまはげさまでございます。
最近、多忙のご様子で「お手入れ」ができていないようです。
パッと見ただけでいろいろな診断ができます。
まずは毛髪診断でございます。
⚫︎パサつきがある
⚫︎ツヤがない
⚫︎ブリーチ剤によるハイライトをしている。
⚫︎以前はハイレベルな毛染めをしていたが黒染めをした形跡がある
⚫︎過去にパーマや縮毛矯正などを繰り返した形跡がある
⚫︎かなり毛量調整をされているため毛先にまとまりがない
⚫︎毎日は洗髪されていないようである
⚫︎皮脂汚れ・ホコリ・抜け毛のからみが感じられる
⚫︎ニオイも強く感じられそうだ
望まれるヘアスタイルによってご提案も変わるのですが
とりあえずは「清潔感」が必要であります。
ホームケアのご提案としては
⚪︎まずはブラッシングでからみや抜け毛、ホコリ汚れを取り除きましょう
⚪︎ケミカルダメージによる乾燥が著しく出ています。シャンプー&トリートメントを変更しましょう
⚪︎週一度の集中トリートメントも必要です
⚪︎お風呂あがりには洗い流さないトリートメントは必須です
⚪︎髪はしっかり乾かしてお休み下さい
サロンケアとしては
⚪︎可能な限り毛先を揃えていきましょう。今のままではツヤが出にくいです
⚪︎トリートメント性の強いストレートパーマで全体のボリュームを整えていきましょう(できればケミカルダメージは与えたくないです)
⚪︎黒染めによる濁りやクスミがあるのでブリーチをさせていただきます。できれば避けたいのですが、最新のブリーチ剤はすごくダメージしないものもございます。ご安心を。
⚪︎もちろん、サロントリートメントもさせていただきます。抜け出たタンパク質を補いながらキューティクルを強化していきます。
⚪︎この時季、紫外線のダメージは大きいです。髪の日焼け止めは必須です。
サロンケアはとても重要です。
しかしながら「日々のお手入れ(ホームケア)」はもっと重要だと考えます。
「ホームケア」あっての「サロンケア」でございます。
そして
「ケア」によって、その人となりを「デザイン」していくのであります。
ここまでご提案させていただいて申し上げにくいのですが
「なまはげさまナリ」を表現するには
どうやら、そのままが良いと考えます。
貴重なお時間、お付き合いありがとうございました。
また、お待ちしております。

◉短髪にすることで。

今回のお客さまは、46歳男性でございます。
この年齢にもなると
○頭頂部の毛髪が細くなりパサつく。
○つむじがパカッと開きボリュームがなくなる。
○分け目がはっきりする。
○ソリコミ部の毛髪が細くなる。
○白髪が多くなる。
○前髪が分かれる。
○ハチが膨らむ。
○耳後部が膨らむ。
○もみあげ、エリ足がうねる。
・・・などなど、以上のような変化が出てきます。
46年間。
生きていればいろいろな事がございます。
しかしながら、
あきらめるわけにはいかないのであります。
我々はそれに対応すべくご提案させていただきます。
こちらの男性。
以前は、ボウズまではいかない程度まで短くはされていました。
少し、髪が伸びた段階でイメージチェンジを計って
パーマスタイルにいたしました。
当時は自他ともにご好評でございました。
しかしながら、
パーマを継続することで
「ダメージ」や「年齢による髪質の変化」の影響で不具合が生じ始めました。
約三年の間にパーマ回数は15回でございます。
話し合いの結果、「ほぼぼうず」にする事となりました。
その仕上がりが、

あら〜っ!?
いろいろな事が解決しております。
○清潔感アップ
○若さ
○薄さが目立たない
○疲れ感がでない
お客さんも笑顔溢れんばかりでございます。
パーマをかけている時よりは
周期が早まるとは思いますが
「清潔感をキープする」ということは
とても大事になってまいります。
「清潔感というデザイン」
また、飽きた頃に
少し髪を伸ばしてパーマをかけるのも良いでしょう。
気分も変化して
心も豊かになってまいります。

◉常識が変わる日。日常が変わる日。

今回のお客さんは、ブリーチ補助剤でございます。
なんなのでしょう?
簡単に結論から申し上げると
「髪を傷めず金色の髪にすることができます」
ということであります。
今までのブリーチ剤と比べて
ダメージ・ニオイ・刺激を「95%」軽減させる
とのことであります。
「そんな馬鹿げた話があるものか!」
常識では想像しにくいことです。
しかしながら
自動車も手放しで運転する世の中です。
とりあえず試してみましょう。
*モデルの状態*
●3〜4ヶ月まえにカラー
●毛先にグラデーションでハイブリーチ
●全体にパーマ処理
●ダメージ大
●2年前から歯を矯正中

前述の事が本当なのかを確認するために
頭皮の保護オイルなどの前処理を一切省略いたしました。
*調合は
ブリーチ剤を25g : 補助剤を25g : 過酸化水素水6%を300ml
「 1 : 1 : 12」の割合でございます。
まさかの大量調合であったがためにカップたっぷんたっぷんです。
補助剤の特徴は
遠い昔に使用したパウダーブリーチのようにフワフワと宙に舞うので
吸い込みにはご注意でございます。
なかなか混ざりにくいので
過水は少しづつ投入いたしましょう。
*塗布は
とにかく剤を信じて大量に塗布するのみでございます。
しかしながら、臆病な私は毛先は控えめにしてしまいました。
とんでもない事になってしまいそうで。怖くて。怖くて。
ここで
初めて補助剤のチカラを実感いたしました。
頭皮への刺激が気にならないようです。
まったくではありませんが
「大丈夫です!」の一点張りでございました。
*放置時間は25分にしてみました。
ブリーチ力が足りない場合はそのまま流さず再度上塗りで15分放置
*洗い流しですが
ここでまたもや補助剤のチカラを実感いたしました。
ブリーチ後流しの嫌なギシギシ感がございません。
毛髪の弾力感も損なわれていないように感じます。
ここでも、前述確認のため
髪をなめらかにするシャンプー剤は使用せず、頭皮用シャンプー剤にいたしました。
トリートメント剤も使用せずです。
*洗い上がりは
やはり、ブリーチによる強いダメージ感はなく粗めのクシでスル〜っと。
粗めのクシでスル〜っと。

*ドライヤー
髪を乾かす際も、ダメージによる乾かしにくさは一切ございません。
あるのは「違和感」だけでございます。
ハイブリーチ後の罪悪感の割には
「見た目」と「触った感」にギャップが生じております。
心配していた毛先も問題ないようです。
仕上がりはイメージしていたブリーチ力より1〜2レベル低いようですが
十分ではないでしょうか。
各メーカーのパウダーブリーチ剤の能力によって上下するようです。

ブリーチ後に
ミルボンさんから出る予定の春新色を7レベル過水2%で
染上げてみました。
画像では確認しづらいですが
彼女では表現しにくい発色が実現いたしました。
そうなのです。
われわれ、モンゴリアン独特な部分を少しやわらげるには
プレブリーチ処理というものは効果的であるのです。
しかしながら
「ダメージ」や「刺激」、「手触りの不愉快さ」。
それらのものがどうしても日常生活を妨げてしまい敬遠していたのであります。
ですが
このパフォーマンスであれば未来の日常生活に導入しても
邪魔にならないでしょう。
トリートメント剤などで傷んだ髪をケアするということは大事で必要なことです。
もちろん、それらを日夜努力しておりますが
「ハイダメージな技術」が「科学の進歩」でダメージしなくなるということは
「最高のケア」であり
みなさまの表現の幅が広がり
暮らしが豊かになって行くのではないでしょうか。

◉「毛髪保護能力」が「アダ」となる頭皮トラブル。

右こめかみ

左こめかみ

今回のお客さんは、頭皮トラブルに悩む30代後半の男性でございます。
そもそも、毛髪とは何の為に生えているのでしょうか?
「外的衝撃から身を守るため」,「体温維持」,「美容」
現代では「美容」という意味合いが強いと思うのですが
本来は「ご主人様を守る構造」につくられているのであります。
前回の研究結果
「毛髪による保護能力プロセス」を参考にしていただければ
どれだけ守られているかイメージできるかと思います。
☞http://chronicle1.petit.cc/lime/2353728
今回、ここでお伝えしたいのは
その「毛髪保護能力」が仇となって頭皮トラブルが起きているという現状でございます。
こちらの頭皮トラブルに悩む30代男性は
長年に渡って頭皮トラブルに悩まされております。
われわれが提案できる事といえば
◎生活習慣を改める
◎シャンプー剤を肌にやさしい薬用タイプに変更
確かに、間違っていないしそれなりの良い結果も確認できました。
しかしながら、決定的改善を得られないまま現在に至るという状況であります。
そこで、今回、着目したのは「毛髪保護能力」でございます。
頭皮に炎症が起きている部分には、ある「共通点」がございます。
それは
『頭蓋骨にクボミがあって、髪がペタっと寝ている』
という共通点なのです。
毛髪には、ご主人様の「目」「口」「鼻」「耳」などに
得体の知れないモノが侵入する事を防ぐ能力がございます。
そうであるから、毛髪はその得体の知れないモノに対して
「弾く」や「留める」という能力を発揮するのであります。
下の写真をご覧ください。

「目」の横には「こめかみ」(テンプル)がございます。
頭蓋骨の状態で確認するとスゴく窪んでおります。
そんな頭蓋骨の表面には
やはり「窪んだ頭皮」が存在します。
その「窪んだ頭皮」に生える毛髪は必ず寝てしまいます。
窪んだ部分に寝た毛髪が存在するという事は
その部分の頭皮には「想像を超えた密閉状態」が出来上がるのであります。
想像を超えた密閉状態で
「汗をかいたり」「頭頂部から汗や汚れが流れ落ち込んだり」することで
「ご主人様を守る」一心でそれらをとどめるのであります。
「閉ざされた頭皮」ではパワーバランスが崩れ
雑菌(悪玉菌)の格好のすみかと化してしまうのです。
(※「菌」についての記事をご参考に。☞http://chronicle1.petit.cc/lime/2355708)
その結果、
写真から確認できるように「こめかみ」を中心に
激しく炎症をおこしております。
今回は、炎症を抑えるために短く刈上げております。

次は
「ソリコミ上部生際部分」でございます。
この部分も「加齢」とともに頭皮のズレが起こり
ペタリと毛髪が寝てしまい「閉ざされた頭皮」が形成されます。
「こめかみ」同様、赤く炎症を起こしているのが確認できます。
単純にこの部分も刈込んでしまえば炎症はおさまりますが
こちらの男性のライフスタイルに適していないと判断したので温存でございます。
しかしながら、
それでは「炎症」を抑えることができないので
『入浴時、シャワーを用いて60〜120秒かけて激しく生際のことをイメージしながら38度以下のお湯で洗い流す』
を提案させていただきました。
これが最善であると考えます。
もちろん、適したシャンプー剤を使用したり頭皮用トリートメントを使用したり
炭酸シャンプー剤も頭皮用栄養剤もお使いになられた方が良いであります。
しかしながら、
現在の状況では第一にやるべき事は
「お湯で洗い流しにくい部分をしっかりと洗い流す」事であります。
今回、一番お伝えしたいのはこの事でございます。
今後、この件に関しましてはいろんな事が良い方向へと向かう礎となりうるので
随時、ご提案させていただきます。

最後に「ヒゲ」でございます。
ヒゲの生えている部分からボロボロとフケの様なモノが発生する方はいらっしゃいませんか?
シャンプーをしっかり行い、洗顔もしっかり行い。
洗われた「汚れ」や「洗剤」はオデコや頬をつたい
「アゴ」へと到達するのであります。
そこに「ヒゲ」が存在するならば「汚れ」や「洗剤」がとどまり
アゴのパワーバランスが崩れ炎症を起こすのであります。
解決策はやはり「お湯」だけでしっかり洗い流してみてください。
ホラっ!キレイになったでしょう。

◉小宇宙「頭皮」で暮らす者達「菌」。

今回のお客さまは、頭皮にお住まいの「菌」でございます。
宇宙があり、銀河系が存在し太陽系の中に我々の「地球」があります。
その「地球」では
「大陸」と「海」にわかれ、それぞれの「肌の色」
それぞれの「歴史」「文化」「言語」「考え」を用いて
それぞれのテリトリーにてパワーバランスを保ちながら「人間」は生きているのであります。
当然のことながら、その「パワーバランス」が崩れることもございます。
ここで、
その「球体(地球)」を「頭」に置き換えてみましょう。
もちろん
その「パワーバランス」は「頭皮」においてもドラマチックに繰り広げられております。
マラセチュア人、皮膚ブドウ球菌人、アクネ桿菌人などの
20〜40種もの人種がわれわれという「宇宙」に存在しているのであります。
雑菌だらけなのです。
しかし、ご安心ください。
悪い事をするモノばかりではなく
はがれた古い皮膚や汗を原料に脂肪酸をつくり「土」を潤したり
紫外線の影響を抑制したり
活性酸素を分解する物質を生産し地球(頭皮)環境を良くする考えの者達もいるのであります。
雑菌・病原菌の侵入を防ぐ自警団もいるのです。
しかしながら、パワーのバランスは崩れるのであります。
それは
「天災」というか「人災」というか
バランスを崩す衝撃が加わった瞬間なのであります。
「菌」を絶滅させるような「過剰な清潔志向」もバランスを崩してしまいます。
ほどほどに「清潔」を保ちましょう。
90万人のうち「97%」のヒトには「皮膚ダニ」が存在するそうです。
この事実を知った瞬間
「残りの3%のヒトってどんなヒトなんだ?」
と考えましたが、ここでは触れず。
とにもかくにも
体中に「菌」は存在しており
パワーバランスを保ちながらそれぞれのライフスタイルを楽しんでおります。
われわれに出来る事は
バランスが崩れないよう、日々のケアにいそしみましょう。
それでは皆様、
『世界が平和でありますように。』

◎毛髪による保護能力プロセス

今回のお客さまは、「毛髪の能力について」でございます。
われわれ人間は「ほ乳類」のなかでも
「ほとんど毛を失っためずらしい動物」なのだそうです。
逆に申せば、
「重要な部分にだけ毛を生やす動物」なのかもしれません。
外的衝撃に毛髪のおかげで身を守られた経験は
どなたにも一度や二度はお有りかと。
いや!守られているので実感は無いのでしょう。
私は日々感謝しております。
今回は、「もし、ホニャララだったら?」という設定のうえ
毛髪による保護能力のプロセスをご説明したいのであります。
【設定】
『もし、天井から人間に致命的悪影響をおよぼす毒液が降ってきたら?』
ご安心ください。
毛髪の基本構造が撥水性(水をはじく性質)のキューティクルに覆われているために
毒液ごときが落ちてきてもはじき返します。
一般的には「うろこ状の」と表現されますが
「屋根瓦状の」と表現したほうが撥水性も際立つのではないでしょうか。

しかしながら、
降り続く毒液のなかには鉄壁のキューティクルガードをくぐり抜け
10万本もの毛髪たちを尻目に「目」や「口」などに入り込もうとする
強者も存在するやもしれません。

どうぞご安心ください。
毛髪たちをすり抜けようとしても「生え際」がございます。
これは私の経験的考えなのですが
生え際には「液体をとどめる能力」があると考えます。
急激にこめかみの毛流が寝て生えていたりして
あたかも「目」や「口」に向かう毒液の進路を阻むかのように。
しかしながら、
降り続く毒液のなかには鉄壁の生え際ガードをくぐり抜け
10万本もの毛髪たちを尻目に「目」や「口」などに入り込もうとする
強者も存在するやもしれません。

どうぞ皆様、足を崩してお聞きください。
頭髪エリアを通過し、オデコに到達したとしても
「眉毛」がございます。
「眉毛」を通過したとしても「まつげ」がございます。
毒液が「目」をあきらめ「口」に入ろうとしても
「ヒゲ」がございます。(基本、女性には生えておりません)
このように
人間に害をおよぼす液体が落ちてきても
毛髪たちのディフェンスにより我々は守られていることがイメージできたでしょうか。
「外的要因から身を守る」という観点から考えると
ものすごく理にかなった構造になっているのであります。
いったい誰がつくりあげたのでしょう?

◎「出会い」と「別れ」

今回のお客さんは、ご主人の転勤で流れながれて福岡に来られた奥様でございます。
しかしながら、
今回が最後のご来店でございます。
やはり、
ご主人の転勤で流れながれて来られたので
ご主人の転勤で流れながれて行かれる様子であります。
「サヨナラは別れの言葉ではなく、ふたたび逢うまでの遠い約束」
さて、
「久しぶりに髪を伸ばしてみよう」とのことで
ここまで伸ばしましたが
このタイミングでやはり以前の「ボブ」にもどそうとなりました。
「髪をのばす」とは、なかなか大変なことでございます。
「切る」は瞬く間でございます。
何かそこにはいろいろな想いが含まれるのは「髪」であります。

そんなことも
時折、考えながらもいつものように。
むしろ、いつもより「いつものように」髪を切るのであります。
「切るか?切らぬか?」を考えながらも
切る事を決断したこの想いも含んだ、この毛先20cm。
残酷にも思える時間を与えないうちに
あっ!という間に完成でございます。

これだけの「想い」を残虐にも切り落としながらも
普通であれば、ここで「お涙」と言っても過言ではございませんが
「あ〜!すっきりした!」
これが髪の毛のチカラであります。
別れを惜しんだ毛先20cmだったはずが
切り落としてみると「すっきり」するのでございます。
いったい何なんでしょう髪の毛って。
「サヨナラは別れの言葉ではなく、ふたたび逢うまでの遠い約束」

続・頭皮改善への道。

塩川施術前

塩川施術後

今回のお客さんは、前回の続きで我々の頭皮でございます。
『我々、美容師たるもの
お客さんにドウノコウノ申す前に
己の頭皮状況は如何なものなのか?』というのが事の発端で
今回の頭皮改善三回コースを実施いたしました。
そういう事で、今回が三回目でございます。
上の写真をご覧ください。(2014/3/06撮影)
もともと、状態は悪くなかった塩川研究員です。
写真からの確認は難しいのかもしれませんが
毛穴のスッキリ感・頭皮の色・保湿感は
至って良好でございます。
厳しめの採点で、82点というところでございます。
変化が伴いだす年頃の女性で有りながら
なかなかのハードワークと睡眠不足。
もう少しゆとりのある暮らしを彼女に提供しなければ
この頭皮を青白い健康色にする事は難しいでしょう。
もうひと踏ん張りでございます。

黒木施術前

黒木施術後

一方、わたくし黒木の頭皮でございます。
塩川研究員と比べ、やや劣る頭皮でございますが
『起死回生』
点数をつけるならば、61点といったところですが
回復力点数は135点でございます。
やればできるのであります。
頭皮色はまだまだ問題有りなのですが
ぷっくりと膨らんだ頭皮の保湿感はまさに肥えた土壌でございます。
このまま継続すれば豊作間違いなしであります。
ほんの少しの変化ではありますが
10万本もある毛髪の根本に起きた変化が
全体に及ぼす影響力は歴然たるものです。
このように
クロニクルでは『まずは頭皮環境を良くする』という事に徹して
提案していきたいと考えております。
もちろん、髪を太くする事やボリュームを出すことも期待するのですが
髪を増やす事や白髪を消すなどは二の次に考えております。
とにかくは
『健康な頭皮をあなたに』

頭皮改善への道。

塩川施術前

黒木施術前

今回のお客さんは、塩川研究員の頭皮とわたくし黒木の頭皮でございます。
上の写真をご覧ください。(2014年2月20日22時撮影)
左写真、塩川研究員の頭皮は大量の皮脂に覆われております。
色もスゴく健康というわけでもなく疲れが出ており、触ってみても突っ張った感じがあります。
一方、
わたくし黒木の頭皮状態は最悪でございます。
末期。
赤黒くくすんだ頭皮色、大きく剥がれ落ちるフケ、カユミ、
毛穴にも古く酸化した皮脂が詰まっています。
かゆいのを我慢できず掻いてしまうので状況は悪化する一方です。
理由はわかっているのです。
頭皮ケアを怠っていたのと睡眠不足やストレスなどでございます。
コレはいかん!いかんのでございます!
そこで、今回、
積極的に効果的に結果の望める頭皮改善策を3回コースで取り組む事にいたしました。
頭皮ケアプロセスは
1・炭酸クレンジングで日頃取れにくい皮脂の毛穴汚れを取り除く。
2・薬用シャンプーで洗いながら有効成分を補う。
3・薬用頭皮トリートメントで有効成分を補いながら保湿をしリンパマッサージを行う。
4・タオルドライ後、頭皮栄養剤を塗布。
5・栄養剤塗布しながら「光」によるケアを行う。光のチカラを借りて栄養剤を奥まで浸透させる作業を効率良くする。
難しく綴ってしまいましたが簡単に言えば
◉毛穴汚れを取って、栄養を入れて、血流を良くして状態を良くしているのです。

塩川施術後

黒木施術後

上の写真が施術後の状態でございます。
やはり、塩川研究員の頭皮は一回の施術でご覧の通りであります。
しかしながら、
残念な事にわたくし黒木の頭皮は
ふっくらとした保湿と毛穴の引き締めの成果は出ているのですが
完全ではない皮脂汚れの除去と抑えきれない赤みが
まだ痛々しく残っております。
不覚にも美容師でありながらお粗末な状態でございます。
正直、一度の施術でもっと効果が出るのではと思っておりました。

塩川2回目

黒木2回目

時は流れ、一週間後。
上の写真をご覧ください。
相変わらずの塩川研究員。
なかなかの頭皮状況ですが、欲を言えばもっと青白い健康頭皮へと導く事が出来ると感じました。
一方、わたくし黒木の頭皮はというと
あれあれ!?
そうなのです。かなり赤みが引いて健康頭皮色へとまっしぐらという感が出てまいりました。
状況が最悪であったがために結果が出やすい様です。
俄然、ヤル気が出てまいりました。
もちろん、集中治療的なヘッドマッサージを行なっている事は効果的なのですが
それと並行してホームケアが大事であると感じております。
特に今回は、栄養剤を積極的に使用してみて良さを感じております。
栄養剤・育毛剤・最近では美容液という表現もいたします。
別に毛が増えたという実感があるわけではないのですが
単純に頭皮の状態がよろしいのと
嫌な臭いが無くなりました。
それだけでも御満悦なのであります。
次回、三回目の結果報告がどの様な状態になるか楽しみでございます。