◎地肌に残るカラー剤

今回のお客様は、地肌に残るカラー剤でございます。
髪の色を変えると気分も変わります。
いろいろな処方でさまざまな表現をしていきます。
もちろん、
技術の進歩でいろいろな薬剤でいろんなことが可能になってきました。
薬剤にもいろいろいろいろ種類がございます。
その中でも、
今回は地肌からベタベタと塗布するタイプのカラー剤がテーマでございます。
地肌からベタベタと塗布するタイプの良い点は
⚫︎根元からしっかり染まる。
⚫︎毛穴の奥から染まるのでやや長持ち。
不安な点は
⚫︎毛穴の奥まで薬剤が入る
⚫︎地肌への刺激
⚫︎地肌が染まる
これらの不安要素対策は
⚫︎染める前に保護クリームを塗る
⚫︎刺激を緩和するために保護オイルを塗る
⚫︎地肌にベタベタ塗らない
などがあげられます。
もちろん、
技術の進歩で刺激の無い薬剤も出てきております。
そういうことで
今回は、カラー剤の残り具合を簡単に検証してみました。

まずは、
腕に「カラー剤ブロック方法」を5パターン設定しました。
(N)は何も保護をしない。
(O)は保護オイル。主に刺激緩和目的です。
(C)は保護クリーム。
(OC)は保護オイルの上から保護クリーム。
(M)は地肌ケア用の保湿マスク。
想像ではOCが一番良さそうです。
次に、
5レベルの白髪染め用のカラー剤にOX6%を混ぜ腕にたっぷりと塗布しました。
そのまま25分間放置します。
25分経過したところで乳化します。
乳化する事でカラー剤を地肌から取り除いていきます。

次に
しっかりお湯で洗い流します。
この時点で肌が染まっているのが確認できます。
そして、
シャンプー剤を泡だてて洗いあげます。
その後しっかりお湯で洗い流し
タオルで拭き上げて終了でございます。
いかがでしょうか?
予想を裏切って(C)の保護クリーム単品が良いです。
⚫︎地肌の状態
⚫︎使用する薬剤
⚫︎染める時季
⚫︎エイジングによる影響
これらの条件によっても変化していきます。
とくに、
エイジングによる影響でモミアゲやコメカミは薬剤は残りやすくなります。
今後は、
しっかり保護しながらも状況判断をしてまいります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です