◎「出会い」と「別れ」

今回のお客さんは、ご主人の転勤で流れながれて福岡に来られた奥様でございます。
しかしながら、
今回が最後のご来店でございます。
やはり、
ご主人の転勤で流れながれて来られたので
ご主人の転勤で流れながれて行かれる様子であります。
「サヨナラは別れの言葉ではなく、ふたたび逢うまでの遠い約束」
さて、
「久しぶりに髪を伸ばしてみよう」とのことで
ここまで伸ばしましたが
このタイミングでやはり以前の「ボブ」にもどそうとなりました。
「髪をのばす」とは、なかなか大変なことでございます。
「切る」は瞬く間でございます。
何かそこにはいろいろな想いが含まれるのは「髪」であります。

そんなことも
時折、考えながらもいつものように。
むしろ、いつもより「いつものように」髪を切るのであります。
「切るか?切らぬか?」を考えながらも
切る事を決断したこの想いも含んだ、この毛先20cm。
残酷にも思える時間を与えないうちに
あっ!という間に完成でございます。

これだけの「想い」を残虐にも切り落としながらも
普通であれば、ここで「お涙」と言っても過言ではございませんが
「あ〜!すっきりした!」
これが髪の毛のチカラであります。
別れを惜しんだ毛先20cmだったはずが
切り落としてみると「すっきり」するのでございます。
いったい何なんでしょう髪の毛って。
「サヨナラは別れの言葉ではなく、ふたたび逢うまでの遠い約束」