年代によって違う髪のさわり方。

今回のお客さんは、年代によって違う髪のさわり方についてでございます。
なにげない仕草で髪の毛を「さわる」ということは
よくあることでございます。
なにげない仕草なだけに案外見過ごしがちですが
われわれは見過ごしません。

近年(ここ15年間)、日本人ヘアの欧米化が技術的に躍進し
硬い黒髪を「やわらかいかのように」動かすことが可能になりました。
その時代に、青春を謳歌している諸君は
髪の毛を動かす方法を体で憶えているのであります。
その為、なにげなく「髪の毛をさわる仕草」は
ぐしゃぐしゃと「握る」ようにさわり整えるのであります。
そうすることで、空気をはらんで「やわらかいかのように」動くのであります。

一方、
90年代前半以前に、若さをふんだんにもてあそんでいた世代は
88年「ダブル浅野」ブームが象徴であるように
「黒髪のロングヘア」がおしゃれキーワードでありました。
この「黒髪ロングヘア」をキープする為の「仕草」は
表面のツヤを出すため、もしくは、表面がモシャモシャしないように
手のひらを使って「おさえる」のであります。
やはり、この世代もこの「仕草」を体で憶えているので
そこに、
ジェネレーションギャップが生じてしまうのであります。
軽やかな、空気感、動きのあるやわらかいヘアスタイルにしても
体で憶えているのでしょう
「なにげない仕草」で潰してしまうのでございます。
嗚呼、やめてください。